昨今、エネルギーや地球環境への問題意識が世界的に高まる中で、
エネルギー創造とそれに伴う環境汚染は、もはや表裏一体として考えられています。
工場で用いられる石油系オイルや化学合成オイルが大気に放出された場合、
人体への悪影響、火災の危険性、大気・土壌汚染、電気部品の接点不良など、
様々な問題を引き起こします。
オイルミストコレクタ『e24D』は、オイルミストを高効率にて除去する、
環境にやさしい装置です。
1000mg/㎥を超える高濃度ミストも高効率で除去します。
捕集ミストは、集塵電極上にて液状化され、下部ドレン口より回収可能です。
自吸式とは異なり、可動部がないため、消費電力は50W以下です。
回収されたオイルは再利用可能です。
内部セルは引出式に収納されており、メンテナンス時に簡単に取り出せます。
点検扉は工具不要で、簡単に開閉可能です。
異物などの侵入による短絡に強く、自己垂下特性を持つ電源回路とフライバック回路を組み合わせた、高信頼性高圧電源回路を採用しています。
フィルタ方式と異なり、廃棄物が出ません。
布織式ミストセパレータ | オイルミストコレクタ『e24D』 | |
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捕集効率 | 低 …メッシュサイズにより異なりますが、高い捕集率を得るには1µ以下のサイズが必要です。 一般的には、40μ程度のものが使用されています。 |
約90%以上 …電気式のため、安定した捕集効率を確保できます。 (AC100V、50W以下) |
圧損 | 高まりやすい …捕集効率と目詰まりは相反し、効率の高いものほど目詰まりしやすく、早期に圧損が高まります。 その場合、タービン軸のベアリングシールからの漏れを誘発しやすくなります。 圧損対策として出口側に吸引装置を設置する場合が多いです。 |
低 …濾過式とは根本的に異なり、ミストの流れを妨げないフリーフロー構造のため、圧損が低く(約30mmH2O)、目詰まりは生じません。 |
ドレン回収 | 回収箇所が複数必要 …捕集効率が低いため、特に長い排気配管の場合、ドレン回収箇所を複数必要とし、定期的な回収作業を要します。 |
ドレン口より回収 …ミスト捕集を縦型筐体内で行い、捕集したミストを下方へ滴下する構造です。 回収油は再利用可能です。 |
メンテナンス | 要フィルター交換およびドレン回収 …常にフィルターの目詰まりによる高圧損に注意が必要です。 また、定期的なドレン回収作業が必要です。 |
推奨6ヶ月毎 …一般的には、タービンの定期メンテナンス時期に合わせて、6ヶ月毎のイオナイザおよびコレクタユニットの洗浄を推奨しています。 ※ミスト発生状況によりメンテナンスサイクルは異なります。 |