一般的に使用される温度計測機器を組み込むことが困難な環境下に取り付けるイモねじ形状の小部品です。
込み入った箇所や小部品など、従来の温度測定方法の使用が困難だった箇所にご使用いただけます。
測定可能温度範囲は100℃~850℃です。
ピストン、ピストンリング、排気・吸気バルブ、バルブガイド、バルブシート、シリンダーヘッド、燃料インジェクターノズル、タイミングギア
タービンホイール、タービンブレード
エンジンピストンやタービンブレードの可動部や込み入った箇所にタップを切り、テンプラグをねじ込んだ状態で運転します。
温度暴露後のテンプラグを取外し、シールテック宛にご返送下さい。当社よりメーカーへ返送し、分析依頼いたします。
温度暴露後のテンプラグの硬度を測定します。焼鈍された度合いを蓄積したデータと照会し、最高到達温度を求めます。
購入から分析までの流れやご使用にあたっての注意点を紹介しております。
温度を導き出すデータベースは上図のようなコンディションをもとに作成されています。
全運転時間中、25%以上の最高温度暴露時間が必要です。
本熱サイクル運転は可能な限り避けて下さい。止むを得ない場合は、同じ最高温度が繰り返されたとみなし、その合計時間として分析します。
最高温度が連続しないピークを持つような運転は分析要件を満たさず、計測ができないのでご注意下さい。
上図のような場合も、最高温度のピークが連続していないため、正確な分析が困難となります。
No.2 ※2,3 | No.3 ※2,3 | |
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測定温度範囲 ※1 | 100℃~650℃ | 550℃~850℃ |
寸法・形状 | スタンダード型:M3×0.5 フラットエンド ブレークオフ型:M1.6×0.35 フラットエンド |
スタンダード型:M3×0.5 フラットエンド ブレークオフ型:M1.6×0.35 フラットエンド |
※1 測定可能な最低温度は、最高温度暴露時間により異なるため、ご相談下さい。
※2 No.2では最低1時間以上、No.3では最低2時間以上の最高温度暴露が分析に必要です。
※3 正確な分析のために、特にNo.2での200℃以下の温度域の測定やNo.3での測定の場合は4時間以上の最高温度暴露を推奨しております。