工作機械のテーブルで、ベアリング保護と外部からのダスト防止のために使用されるオイルシールへの改善提案事例です。
リップシールに置き換えたことで、長寿命化、位置決め精度の向上、省スペース化に成功し、これまで抱えていた問題が解決しました。
高機能樹脂の一体削り出しにより製作する回転運動用シールです。
外周側固定部のシールとしてOリングを使用し、ハウジング材質が軟金属や樹脂でも脱着時の傷つけの心配がありません。
クーラントによる腐蝕の影響を受け、短寿命となっていました。
各種クーラントに対する耐薬品性が向上し、長寿命化しました。
オイルシールのリップの間にグリスアップして装着していましたが、摺動抵抗が大きく、位置決め精度にも影響していました。
低トルク(低摩擦)になったことで、位置決め精度が向上しました。
2本のシールを使用する必要があり、スペースを要していました。
両方向からの流体に1本のシールで対応できる設計に変更しました。
使用されている流体に合わせて、適切な材質をご提案します。
削り出しにて製作するため、特殊な形状への対応も可能です。